弥陀の願船何処へ行く。

 決して沈まぬ弥陀の願船に乗っても船が浄土へ進めば四海波静かな時もあれば煩悩の濁水海の怒涛に巻き込まれる時もある。

 人生の大波小波に遭えば船の中にいても心に漣が立つ時もある。向こう岸に着くまでは悲しみ嘆きが続くものと知りつつもである。 

 彼の土に着いたら着いたで、次の人を乗せるため浄土にほんの1〜2秒もいやしないユータウン。

 往ったり還たりするこの船の名前はあみだ丸だが、諸仏の手作り、諸神の手作りナンマンダで出来ている願船だ。

 船にはどこのどなたが乗ってもいいけれど乗ったら乗ったで、次の人を助ける本願力になって手助けする仕事が待っている。

 作り手の苦労がしのばれ大苦海に浮かぶる大船だから一度に大勢の人を乗せて渡すことが出来るサービス満点の船旅だ。

 今日も行く行くナンマンダブツの汽笛を鳴らし、今日は日本かアメリカか。ヨーロッパインドの仏跡聖地ナンマンダブツの船が白い煙をあげて走ってる。

なんまんだぶつなんまんだ

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