人は誰でも一人で生きていけるようにできている。

「お浄土に生まれる」の「生まれる」という意味は何。

 赤子が生まれる前は母胎で水生動物のように羊水の中で生きている。栄養は母胎から貰っている。この世に生まれてからは陸上動物に突然なって空気を吸い出して生きていく。

 これと同じようなことで浄土に生まれると言う事は、俗世の様々な空気環境を吸っていたものが、浄土の信心を頂き突然、心が浄土の清らかな空気を吸い出し生まれ変わるようなものだ。それに従って身体もそれに次第に生まれ変わってゆく事だ。

 体内で母胎の内側だけが全世界だと信じていた思考が突然、清らかな開けた世界に生まれ母親に任せていた視界が自分の目で見ることが出来るようになり、母親が感じた音響も、今度は自ら選択出来るようになることだ。

 全く制限のない聴覚や視覚から真理の世界とその事実の自己世界を正しく認識してゆけるようになることだ。そして人間として一人立ちが出来るようになったと言う事が浄土に生まれ、こんな濁世を生きて行けるようになったということだ。
なんまんだ

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