独立しながら連帯する

 法蔵が世自在王仏にまず呼びかけるところからすべての本願が始まる。
 世自在王仏はすでに救われた仏である。しかし、その仏の優れた世界観をさらに追及してゆくところに新たなる法蔵菩薩の願いの本質が生まれてくるのである。
 世自在王仏への呼びかけに今まさに法蔵菩薩が新たなる真実の深さを持って答えんとしているのである。すでに外に仏在り。さらにそれを超えた内なる仏になる。
 超えるためには世自在王仏の願いの本質をさらに深められた世界観を知ることだ。
 それが新たなる仏願の、人間の根本の課題に応えることになる。藍は藍より青しである。世自在王仏からの独立宣言である。それは、私たち一人一人の新たなる真の仏になる、人になることが真の仏の継承にになる最終形なのである。

なんまんだぶつ
なんまんだ

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