親鸞の法蔵魂の熟練錬磨。

 お釈迦様は35歳で成道し80歳で滅度した。

 親鸞は29歳で回心して90歳で亡くなった。

 宗教心に目覚めてから釈迦は45年。親鸞は61年生きていた。

 ブッダの肉体年齢は35才で宗教心年齢は45歳。親鸞は61年だ。

 宗教年齢が若ければ、赤子のごとくよちよち歩きで危なっかしくて見ていられ 
ないが、そこからやがて一人歩きして落ち着いてから、初めて自らが得た宗教心の中身が見えてくる年頃になってくる。宗教心もその人とともに成熟発展深化するものらしい。
 
 ブッダが初転法輪の時は五人の弟子が、涅槃の時は多数になったのは、数だけの問題だけでなく、宗教心が練れてきたからだと思います。

 親鸞も吉水の草庵から越後、関東と、そして、教行信証を生涯にわたり熟読玩味修正し、また関東の弟子が増えていった姿からもう伺えるからと思います。

なんまんだ。

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