前世の記憶を思い出しました。

 人間も全宇宙の記憶をもって今この世に生まれてきたタイムマシンのようなもの。

 遺伝子や心の記憶を静かに辿ってゆけば、曇鸞大師「遠く通ずるに 四海の内みな兄弟とするなり」とあるが、念仏遺伝子の声に耳を澄ませば、この命が時空を超えて真理の中で繋がっている事実が見えてくるのだろう。

 自我意識が未発達な子供がぬいぐるみの犬や、花や魚たちとすぐ仲良くなってしまうのは、この意識があるからなのだろう。

 また過去の見知らぬ事件などを詳細に語ることもそうなのかもしれません。

 心の記憶と体が持っている純粋記憶が因果律に基づく自我意識に妨害されない時と、真実に目覚めさす働きそのものをする念仏の心に目覚めれば、この肉体と記憶を超えた命のつながりの事実に誰でもが気が付くのだろう。そうすれば浄土の記憶も自づから開かれてくるのだろうと思います。

なんまんだ。

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