ブッダと私は同じ人間じゃけんど。

 ブッダが覚るきっかけになったのが中道精神だと言われる。「川が流れる船の上で弟子に楽器の弦は緩くもなく強くもなく張るのだ」と師匠が言った言葉を聞いて苦行から菩提樹への瞑想になった故事からだ。

 その後、根本の無明意識があみだ意識によって破られ、それを支配していた無意識の愚痴の根本の末那識意識の正体が弥陀の光明の白日の下に晒されたことによって、覚りという真実の自己と真実の縁生存在世界が釈尊ブッダに開かれた。

 しかし、生存本能と枝葉の煩悩の悪魔は去らなかった。人間の精神構造に能力の差異はあるにしてもキリストやブッダ釈尊や我々も根本的に同じ人間的な意識構造を持っていると仮定したならば、中道とは覚り意識という宗教心と煩悩本能と対立共存しながら真実の世界へ歩んでゆく人間の普遍的な精神的、肉体的な実存生活になってゆくものなのだろうと思います。

なんまんだ。

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