歓喜の歌が聞こえてくるよ。

 記憶力とか理性的で論理的。理路整然と相手を打ち負かすような人は仏さまに嫌われている。

 私のようなアホだけが好かれているのかというとそうでもない。

 我らのごとく記憶力という力、聞く力、話す力、覚える力、考える力が弱いものでも、無明煩悩しげく罪悪深く重い者こそ、一層の寵愛がかかっているのだという。

 世間の価値観と真逆だが、人間の根本の無明という闇が晴れれば同じ世界に生まれることができると見ているあみだ様のご思惟があるからだ。
 唯一絶対的に力強い超越的な存在の、猪口才な人間のさまざまに醸し出す相対的な力など屁とも思わぬ阿弥陀仏こそ我らをもっとも信じ愛し敬してくれている宇宙の最高権力者なのだ。

 もう、何者も恐れることはない。

 ここにおいて我らは真の平等と自由を勝利することができる世界がこの世において与えられたのだ。

 もう、劣等感に悩むことはない。ただ口になむあみだぶつと称えるだけで、その絶対世界は我らの眼前に公開されてくる。喜べ。罪悪深重の凡夫人よ。ここに歓喜せよ。その声が聞こえてくるのは私一人だけではあるまいに。

 なんまんだ。

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