お天頭様有難う。

 
「太陽じゃない。お天道様と言いなさい」

 太陽光を活用しよう。太陽は核融合反応のエネルギー資源の塊だ。銀河系の中心の恒星だ。

 これだけ太陽から人間様が長い歴史の先代から直接間接大いなる命への恵みを受けておきながら、義理も人情もヘッタクレもなくいいんですか。

 一日照らしてくれないと、命はみんな死んじまう。日がささないで恐竜は死滅した。植物は今まで何億万年と生きては来られなかったに違いない。

 お天道様はすべての命を育む母親だ。悪いことをしたらお天道様の下を歩けない。正義の味方だ、裁判官だ。弁護士だ。三権の長だ。国連だ。みんなが崇める最高の権力者。

 それを蛍ほども輝けない人間どもがただのエネルギーの活用開発だといいのける。40億年ただでこれほど世話になりながら、まるでいいとこ取りの無法者の所業だな。

 春の暖かい日差しを浴びて気持ちがいいなら、少しは当たり前ではなく「有難う」とか一言ぐらい心に浮かぶ人間らしい、全人格的な表現で畏敬の念を表すことが自然な態度だと思います。

 「太陽」、「sun」などと冷たい客観的な言葉ではなくて、愛している人を愛しい名前で呼ぶように。「太陽」などと人ごとのように言わないで愛情込めて「お天道様」と言いましょう。

 そして、生きているときは両親じいちゃん、ばあちゃん、ご先祖様までお世話になりました。の一言でも言って人間らしく死にましょう。お天道様今日もありがとうございます。今日もお陰様でPERFECTDAY。

なんまんだ。

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