いつまでも素足のままのアミダさま。

 いつも裸足のあみだ様。いつも大地をしっかり踏んでいる。

 あまりに私の所業が悲しくて、お浄土にいてもたってもいられずに、み足を一歩も半歩も踏み出して、この世とあの世に足がかり。

 お釈迦様の両足尊が歩むとき、その地に平和が訪れる。

 あみだ様もその心を継いで、この世に平和を広めようと、一歩足を踏み出しなんまんだ仏と呼びかけた。

 右足浄土で、左足はこの世。いまも一人一人に難波歩きで力強く一人一人に向かってござる。

 自身は悟りを開いて助かっているのにまた人助け。

 覚りとは厄介なものだ、世界中の最後の一人が救われるまで歩みをやめぬ。無量無数が救われるまで一歩踏み出した御足は歩みをやめぬ。

 この私が救われるまで、宇宙の果てまで追いかける。

 なんまんだ。

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