時代語

 「名号は根本言」安田理深師。すべての言葉の生みの母だという。今書いている文字も言葉で思考している。音楽や絵画や仏像などももとは「ああしよう、こう表現しよう」と作者の言葉による思考から始まるのだろう。すべての言葉はこの母なる根本言の源流に遡ってゆくのだろう。
 そうでなければ母なる母川の資格はないのだろう。この根本言の深い意味は忘れたが、大行という言葉を英訳するとき鈴木大拙師は「リビング」と訳された。真実一如がここにはたらいて名号と言う言葉になって躍動しているという意味なのか。
 だからなおさら安田師のこの言葉がすごい言葉なんだなと思い出す。見えない本願のはたらきを言葉にするとき新しい言葉がいつの時代に手も生まれてくるものなのだろう。

なんまんだ

name
email
url
comment

NEW ENTRIES
死後まで守ってくれる人。(03.25)
石に聞く。(03.21)
動詞と助詞の使い方。(03.16)
一人称の死を超え生きる。(03.15)
悠久の真理の中で生きたいな。(03.12)
この世に成功も失敗もない。いかに歩んだかだけである。(03.12)
如来内存在。(03.10)
さくら咲く。(03.04)
自助努力。(03.03)
死は第二の人間のスタートだ。(03.02)
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
RSS
RSS