名を聞く

 廣瀬杲先生の師であった正親含英師の言葉「母親に三つの姿がある。一つは戸籍。現身。我が声となった母親の姿があるが、声の母親が一番尊い」。 
 アミダの声を聞くとは、名号とまでなったアミダが私を包んで止まない宗教心のはたらきというアミダの智慧と慈悲を知りここで救われてゆくという事が、真実一如からの呼び声と言う形をとった自覚が真実一如の心をまとったアミダの召喚、誘いと言う声なき声、摂取不捨と言う慈悲智慧のはたらきに目覚めること。それを自らの主体となし生きて死んでゆく事が声を聞くということなのである。
 真実一如からのというより、すでにその中に生き死んで行った人がおりその中の一人としての私であったという安心感をもって生き死ぬという事なのである。その我を知って生きて行くことが名を聞き続けてゆく人生なのである。

なんまんだ

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