命のヒエラルキー | カラスの独り言

命のヒエラルキー

 偉い人間が偉くない食べ物を食べている。いや、ライオンは人間を食べ物と思っている。人間が食べ物と思っている食べ物から見れば人間の多くは単なる道具を持っている危険な捕食者だろう。久しく人間はすべての命の支配者として生殺与奪の権利を持っていた。
 しかし、それら多くの食べ物たちは人間の命を長く支え続けて生きていく、従順で最低限の命たちでもあったのです。ライオンは腹八分目を守っている。人間は神の如くに命の頂点に立っているようで、食べられるものから見れば、命のヒエラルキーの頂点に立っているのではなく三角形の底辺に生きている命達に支配されている食べ物なのだろう。だから食べ物たちの方が賢くて、一見食べられ支配されているようで命の平等基準から見ればそっちの方が支配者なのかもしれないな。
 仏の目から見た命の平等性から見れば、人間はもっと食べ物たちの命に謙虚にならないと自分を支えて来てくれていた、命たちの願いに背く今の生き方は、やがて、自らの命の尊厳さえも損なう事になるのだろう。それも自然の摂理だったら従うしかないのだろう。そんな、命の流れの中の私です。

なんまんだぶつ
なんんまだ

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