嫌だろうけど帰って来いよおっかさん

 鮭が母川に帰ってくるように、人も年老いると古里を懐かしむようになるらしい。お釈迦様の最後の遊行も故郷へ向かう旅だった。親鸞様も晩年は故郷近くの都住まい。人間の心の故郷はいくら浄土でも「死の帰するところ、生の依るところ」と金子先生が仰っていても、夕日が沈む西を本能は懐かしむように、動物本能で古巣へ心は自然に向かうものなのか。生きることが厳しいほどに親と暮らした故郷がほんのりと懐かしくなるのは本能か煩悩か宗教心か欲生心か分からない。
 そんな心の隙間を埋めるよに、命あるものすべてが生まれ故郷に帰ってゆきやすい方向に、夕日のきれいな方向に。だから、きっと極楽浄土も西方浄土にしてあるに違いない。

なんまんだぶつ
なんまんだ

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