念仏は現実の私の煩悩の解毒作用を継続する救いなり 

 苦しい時ふと念仏すれば仏様がなんまんだぶつの言葉となって現れて、仏様の静かな月光の世界、智慧の光の世界を思い知らせて下さる時がある。
私の心の中で宗教心が思い出のように突然甦るときがある。そうなれば、苦しいことも私の身から出た錆だなと心から静かに頷けるようになる。心が穏やかになる。
例えば、虫に刺されて泣いている子供に母親が飴玉をやって宥めるようなものかもしれません。生きている限り根本の無明の闇が晴れても、救われ続けて行かなければならない根の無い花のように、二度と迷いの世界には帰らなくても根の切れた迷いは一生続くのだ。

なんまんだぶつ
なんまんだ

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