唯除について

十八願文と成就文の「唯除」は阿弥陀仏が吾らの真実の姿の限界を見て「五逆誹謗正法」と凡夫が終生抜きがたい本能や煩悩に基づいているので「これは最初から除いておくね。無理しなくていいからね。知らせておくだけだからね」という究極の弥陀の慈悲と智慧の働きから出たお諭しであり、凡夫への最後の妥協点であり、今生での御赦しなのだと思う。それは、最初から凡夫が自ら取り除くことなどできない、死んでしまっては今生では仏法どころではなくなってしまうからだ。だから本願を信じていてもこれだけは除けないけれど、来世の浄土ではもういらないものだという事を知らせるための言葉が除であると思うのです。(続く)

name
email
url
comment

NEW ENTRIES
死後まで守ってくれる人。(03.25)
石に聞く。(03.21)
動詞と助詞の使い方。(03.16)
一人称の死を超え生きる。(03.15)
悠久の真理の中で生きたいな。(03.12)
この世に成功も失敗もない。いかに歩んだかだけである。(03.12)
如来内存在。(03.10)
さくら咲く。(03.04)
自助努力。(03.03)
死は第二の人間のスタートだ。(03.02)
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
RSS
RSS