二回向

 宗教心を真実一如の用きとすると、そこから人格的なアミダが法蔵と言う因から果にな  り我らに出現し、同時にわれら凡夫と共に成立したのである。その宗教心から自我意識に働きかけるアミダの二種回向が出現した。往相回向はアミダの無限の意識が用き続けることによって、根源的存在としての初動としての意識改革が無明と言う自我意識の根源を打ち破ることによって、はじめて宗教心が活動を開始するのである。それを信心獲得ともいう。行は宗教心が自我意識の破壊活動をするために無量光と言う武器を持って煩悩の真相を照らし、知らしめることによって凡夫の自覚を目覚めしめてゆくのである。
 親鸞は往相を教行信証とし還相を証巻に現し積極的にその用きを解釈した。宗教心の往相作用を積極的に釈尊・諸仏からの言葉として表現したのである。

なんまんだぶつ
なんまんだ

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