一人の本願がみんなのものになる

 浄土を願うもののこころは宗教心善心から起こるからだ。五逆誹謗正法は自我悪心から起こる。共に一人の心の中に起こる事象である。一人の人の心の中の真実と虚偽の心である。
 全身善心や全身悪心を持った共命鳥の人間がどこかにいるのではない。私の心の中に実存在している事実である。
 この二つの心が一人の人の心の中で、それぞれのその存在感の働きを主張してバラバラに動いているのである。この二つの主張を統一したのがアミダの本願なのである。
 この本来対立軸にあるように見える二つが言葉にはできない真実一如が本来調和統合させようとする不思議な力によって対立したまま同じ道を歩んで行けるように道筋がつけられたのが18願から派生した主要な五願の解決方法なのである。善心は善心を輝かすためには悪心が必要になり、その逆も二つして新たな第一歩を、それぞれの人の18願の新たなる歩みとして成立することにより、一人一人の本願成就によって総合的で表象されている18願が個々人において成立することが総合的な本願の歴史的証明につながってゆくのである。
 この二つの心が共存する平和な世界が個人に存在することによって、この調和的な関係が終われば真実一如の世界に再び包まれることになるのである。無量寿無量光を全身で実体験が全員出来る日が来るのである。

なんまんだぶつ
なんまんだ

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