独立しながら連帯する

 法蔵が世自在王仏にまず呼びかけるところからすべての本願が始まる。
 世自在王仏はすでに救われた仏である。しかし、その仏の優れた世界観をさらに追及してゆくところに新たなる法蔵菩薩の願いの本質が生まれてくるのである。
 世自在王仏への呼びかけに今まさに法蔵菩薩が新たなる真実の深さを持って答えんとしているのである。すでに外に仏在り。さらにそれを超えた内なる仏になる。
 超えるためには世自在王仏の願いの本質をさらに深められた世界観を知ることだ。
 それが新たなる仏願の、人間の根本の課題に応えることになる。藍は藍より青しである。世自在王仏からの独立宣言である。それは、私たち一人一人の新たなる真の仏になる、人になることが真の仏の継承にになる最終形なのである。

なんまんだぶつ
なんまんだ

name
email
url
comment

NEW ENTRIES
浄土意識の時空の中に今います。(07.23)
ブッダと私は同じ人間じゃけんど。(07.16)
前世の記憶を思い出しました。(07.14)
私の命になった願い達。(07.10)
中州に遊ぶ。(07.07)
ライオンとウサギ。(07.06)
この橋渡るべからず。(07.05)
六代目圓生。(07.03)
南無阿弥陀仏は人間の魂の実在を示す言葉。(07.02)
死は我が人生の完成。(07.02)
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
RSS
RSS