良薬口に苦し

念仏とは、今まで一度も味わったこともない、経験したこともないものだから、匂いを嗅いでも初めてだし、本能を擽るものでもない。
 見た目も何となく怪しいし、触った感じも、いかにも軽々しいし、しかも、バーゲンセールで売って入そうな感じが否めないから、こんなものでと、つい手が出ないで後回し、こわごわと一度手に持って見ても、何が出るのかわからないから震える手からおっことす。だから持ち路に、食品コーナーにあったとしても見ない、知らない、感じないの、三無い尽くしのナンマンダ。
 やがて、死に神が身近に迫って余命一日となりました。ギバに無理やり進められ、いやいや飲めば、すぐに聞く効くナンマンダ。良薬口に苦し、とはこのことか。これなら毛嫌いせずに早く飲めばよかったと、飲んだ途端にナンマンダ。間に合ったのか間に合わなかったのか、アミダさんだけが知るナンマンダ。ナンマンダブツのナンマンダ。

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