親鸞聖人の出会いと別れ外観

 宗教的な意味で親鸞は流転の地獄から別れ、現世の地獄世界に生まれた。
両親と死別し、比叡山の仏道に出会った。
 比叡山の伝統的な仏道修行と別れて、法然の本願念仏の教えに出会った。
 古来の正統的な成仏道とされた雑行と別れて、阿弥陀仏の本願念仏に帰した。
 親鸞の教学的趣意を慮った法然からもらった法号綽空と別れ、親鸞と自ら名を改めてもらった。
 僧職は妻を娶らずという慣例と世間の常識から別れ、真の仏弟子として僧職のまま妻帯した。
 念仏弾圧により、親鸞の名前と別れさせられ、俗名藤井善信となるも愚禿釋親鸞と自ら名乗った。
 京都の人々と別れ、北陸と関東で海と大地に生きる人々と共に念仏を広めた。
 それまでの伝統教学と別れ、教行信証で念仏が大乗の至極とした。
 30年過ごした土地と門弟と過ごした関東生活に別れを告げ、京都で新たな著作に励んだ。
 家族と妻子と生き別れ後には長男善鸞との義絶があり、京都で新たな和讃などを著した。
 娑婆の縁と別れ、浄土往生を遂げ、今も私たちの念仏となって今も生きておられる。
 ナンマンダブツ
 ナンマンダ  

name
email
url
comment

NEW ENTRIES
命の目覚め。(04.23)
死後まで守ってくれる人。(03.25)
石に聞く。(03.21)
動詞と助詞の使い方。(03.16)
一人称の死を超え生きる。(03.15)
悠久の真理の中で生きたいな。(03.12)
この世に成功も失敗もない。いかに歩んだかだけである。(03.12)
如来内存在。(03.10)
さくら咲く。(03.04)
自助努力。(03.03)
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
RSS
RSS