ーのりうつるー

―のりうつる―

殺したものが
殺されたものから
のりうつられる

肉が肉になり
血が血になる
憎しみの心が
憎しみの心に
なって私に
のりうつる

だから私は
様々なものを
背負って生きている
それがいつ心に出て
口に出て体に
出るかわからない

良いと言われることも
悪いと言われることも
みんないつかは
きっと出る

地獄に持っていける
ものは何もない
心に出たり体に出たり
言葉に出たり
何処にもみんな
隠しようがなくて
大弱り

一番それが顔に
たまって出るらしい
鏡を見ればみな
分かる人がこ
の世にいるらしい

例えば
地獄の閻魔大王が持ってる
浄玻璃の鏡に映せば
みな分かる

生きてる時もみな分かる
どれほどの悪かみな分かる
心の鏡念仏すればみな分かる

こんな心を持っていりゃ
誰も助けは致しません
こんな私を救うとて
あみだ様が私にのりうつる

そして、これまでの悪を
みな乗せて私丸ごと弥陀の船
載せて必ず渡しける

ナンマンダブツ
ナンマンダ

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