そんな日が来たら嬉しいな。

 人間はまるで機関車のようだ。
 機関車は石炭を焚べて蒸気や汽笛を鳴らしながらレ―ルの上を走っている。人間も他の命を食べて叫びながら人生のレールの上をいつ終わるかもしれない終着駅へ一直線に走っている。

 時が到ればどちらも散り散りバラバラになって砂の上のお城のように流れ去り後には何も残らない。

 人生は一時預かり仏様からの貰い物の集合体。

 肉や魚を食って私が出来ている預り所。

 この小さな細胞の私の意識を離れて毎日死ぬまで励んでいる離散集合する姿が痛ましい。

 それでもそれに必死に縋りつき、泣いたり笑ったり悲しいな。

 まるで蛍の輝きのようなのに、それが永久に続くと信じて悲しいけれど必死にしがみついて泣いている。

 こんな命のやり取りを何時までも自然の道理が許すはずはない。それを何時までも許すはずがない。

 それを何時か静かに迎えることが出来る日が、何時か来たら嬉しいな。

 なんまんだぶつなんまんだ

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