命の母

 アミダ様は十劫の昔に成仏しながら今に生きている菩薩様になりました。宇宙は137億年前にできたと言うなら、私のいまの命の素もきっと同じ時に命のつながりの中で生まれたのだろう。

 そして、私の命もその137憶年仏の命を持って今生きていて、私はわずか100年もないが生きるのだろう。だから二つの命は今の私に生きている。

 137億年の命はいま私の中で遺伝子のような形になって生きている。真実の命の願いを持って生きている、心として確かに私に生きている。

 宗教とは仏や神を信じるとは、そんな自分に刻まれた深い命の方が私に気付いてくれよと願っていて、こんなにも永くて深い真実と言われる真の心を信じて生きてくれよと願っているものが宗教なので、そんな心に私が気付いて生きて行くことが幸せの根本なのかもしれないな。

 そんな大きい母なる命の海から一人一人が生まれ、そして、帰って行くのが私の命の本当の運命かもしれないな。命の願いなのかもしれないな。

 私が思う命が母なる命の海に運ばれてゆくから、そんな大きな命の海の運命に帰ることが知れたなら、きっと私も命の海に安堵して、この消えゆく命を預けてもいいと言えるような人間になってゆけるのかもしれないな。

なんまんだ

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