命の記憶

 
命の繋がり因縁果とはこの肉体の、この身という遺伝子の入れ物に心と言うものが乗っかっているようなものなんだな。地球始まって以来のこの身の中にその歴史が満載になっているんだな。命を喰らってきたその命たちの心も体もこの身に伝わってきているんだな。刻まれているんだな。それが今私の心に影響しないはずがないんだな。
 どうして人は心の因果関係だけを信じているんだろう。その逆ではないのか。人が生まれた時に細胞分裂するときに腸から出来て、その次にそこから別れて脳細胞が出来たという。人の腸に神経細胞があったから。それが脳だけ発達させたから。腸がこの身の心の始まりなんだろう。だから、まず食べることが一番で、次に心が付いて行ったのかもしれないな。精神に肉体が付いて行ったんじゃなくて、その逆なのかもしれないな。
この身に、この体の中心に人間の心があるんじゃなくて、この身に、この肉体に心がへばりついて、刻まれているだけなんじゃないかとさえ思うんです。肉体にこそ、心があるのだと思います。
 今、与えられたものに加えて心と体と言うものが一つになったこの身と言うものが、現在にまた生きて心と体を養ってそれから過去と未来を見ることが出来るようになったのではないかと思うのです。
それがまた、次にこの身が繋がるときもあるのでしょう。すべての命の代表として、きっと、しもべとして生きていくことになるのでしょう。この身が指揮者で頭脳がそれを音楽のように表現してゆくのでしょう。
 だから、きっと今生きているみんなは身として、みんな友達で母で父で兄弟姉妹で、そして、みんな地球と宇宙まで友達として生きていくことになるのでしょう。

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