時代語

 「名号は根本言」安田理深師。すべての言葉の生みの母だという。今書いている文字も言葉で思考している。音楽や絵画や仏像などももとは「ああしよう、こう表現しよう」と作者の言葉による思考から始まるのだろう。すべての言葉はこの母なる根本言の源流に遡ってゆくのだろう。
 そうでなければ母なる母川の資格はないのだろう。この根本言の深い意味は忘れたが、大行という言葉を英訳するとき鈴木大拙師は「リビング」と訳された。真実一如がここにはたらいて名号と言う言葉になって躍動しているという意味なのか。
 だからなおさら安田師のこの言葉がすごい言葉なんだなと思い出す。見えない本願のはたらきを言葉にするとき新しい言葉がいつの時代に手も生まれてくるものなのだろう。

なんまんだ

name
email
url
comment

NEW ENTRIES
念仏の矢が当たらない。(05.16)
長生不死の法を生きてみる。(05.15)
親鸞かく戦ぬ。(05.13)
ブッダと親鸞の常備薬。(05.12)
大谷翔平を信ずる心。(05.11)
今日の夢想庵。(05.11)
平和時代(05.10)
それが真っ逆さまに地獄に落ちている顔だ。(05.10)
闇は光の友達だ。いつも一緒で仲がいい。(05.07)
心は浄土空間さえも駆け巡る。(05.04)
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
RSS
RSS