共時性

―共時性1―
因果の道理を超えている事実を心理学で共時性と言うらしい。歎異抄でも「一切の有情は世々生々の父母兄弟なり まず有縁を度すべきなり」の如く、救いは、いつでもここに時空を超えてわが身に成り立つ不思議な仏縁としてある。
―共時性2―
 人が阿弥陀に救われたとき、アミダの本願成就の時と私の救いがいつでも同時にわが身に起こっている。因果性を超えて、時と空間を超えて存在の空間性を超えてある心として、わが身に救いが成就する。今わが身の前に阿弥陀が顕在するのである。どのような姿であっても姿と心を伴う、空間と時間を超えた空間を占めない純粋客体としての事実として存在するのである。
 だから、わが身が救われると同時に我が先祖も救われるのである。一個の限定的な存在である個の私が救われることが、個としての存在がすべて救われるという証明になるのだ。
だから、先祖も救われる、父母兄弟も救われるという論理になるのだ。すなわち世々生々の仏縁の無かった父母兄弟も救われるという原形を示すことが出来たという事だ。

なんまんだぶつ
なんまんだ

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