人生は苦なの?

人生は苦である。人間は苦の存在である。たまに気休めの楽があるから人間はその間で行ったり来たりするので、人生は楽もあると思って錯覚しているだけだ。実際は、真の現実はみんな一緒に手を取り合って、一斉に生まれた時から地獄に落ちている真っ最中なのだ。平行移動でみんな煩悩の闇に真っ逆さまに落ちているので、自分も落ちていないと思っているだけだ。だから親鸞はこの身の現実を仏の目に照らされて知ったから「地獄一定住処ぞかし」と現実のありのままの、如実知見の真実をそのまま述べただけなのだ。苦しい時もあるが楽しい時もあるなどと、呑気に自我意識的な心境を吐露したのではないのだ。人生は苦であると見抜いた仏様に出会って知ったから、そのありのままのすがたを受け止めただけなのだ。

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