―古い地図―

厳しい辛い心に、つい優しい心は遠慮がち
やがて委縮して、強く見える心の奥に隠れたよ
から並大抵の感情理性やなまじ真剣な思考では
なかなかなかなか再びこの世には出てこないよう になりました。

やさしいこころは誰にでもある心だけれど深い森の奥に隠れてしまって誰もそこに行く道忘れたよ

あみだ様だけが持つ古い念仏地図だけが道案内
届かない深い心に届かないし、触れられない
あっちからの一方通行になってしまって
未だは誰も知らない道になりました

こっちの思考力が滞った時に初めて向こうから
ガッタンゴットン動き出しこちらに動いて
くる道が見えるときがある
この道は2500年800年古いけど
いつでも向こうからやってくる

いつでも向こうからやってくるとは言え、待てど、暮らせど、声はすれども姿は見えず、これではあってもなくてもいてもいなくても同じ事

思う心のこっちの敷居が高いから、知ったかぶりで
もの知らず、こっちの敷居ぐらい勝手に超えてきてほしい。
超える敷居は高いけど、敷居の底からやって来て敷居ごとの救いとは信じられない弥陀の智慧

地図を目当てに歩いた道は幾億年になりました。探そうとする心の姿の尊さに落とした念仏地図の裏にはここがあなたの目的地とはっきり書いてありました。

無駄な努力じゃないけれど、そのままこのままいまさら探す必要はありません。
ここにすでにみんなありました
ナンマンダブナンマンダ

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