影と光と二人の仏。

 映画パーフェクト・ディズの二人の煩悩苦悩の暗い影を足せばもっと暗くなる。

 それだけ如来の光が強くなるのではなく平等な光の質は変わらない。

 それだけ二人の煩悩苦悩が深く暗いという証明の場面。

 それは如来の光が正しく強く二人を救いに向かって射しているという事だ。

 あみだの愛と智慧の光が二人の底知れぬ過去と未来の罪を射しているという事だ。そこに救いがあるという事だ。

 影は罪。二重の影の罪を背負ってアミダは生きてゆく。

 二人の罪は仏の罪だ。二人の悲しい涙はアミダの涙。

 そんな二人を涙流してアミダは今日もとぼとぼ二人とともに生きてゆく。

 それでもこんな二人こそ仏にさせるのだと仏は生きてゆく。

 光は如来の姿なり。影は仏と二人の涙なり。なんまんだとともに生きてゆく。

 なんまんだ。

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