毎日お浄土へ出勤だ。

 浄土が四次元にあるのか10次元にあるのかは知らないが、我が魂の古里といって来た。

 この世の実家は地震雷火事親父で無くなるが、亡くならないのがわが浄土。しかも、個人のプライバシーも守られていて、仲良く共同で生きていけるところらしい。

 忙しいことに、そこに行けば、すぐこの世に戻ってあみだとしての仕事に従事しなければならないから浄土はいつも空っぽらしい。

 いわば肉体と繋がりながらも精神的に独立したものらしい。不即不離の関係だ。

 だから、なんまんだぶつはこの世からあの世に入るご挨拶。

 行ってきます、なんまんだ。おかえりなさい。なんまんだで毎日行ったり来たりで、なんまんだの精神浄化の往相還相二回向の浄土意識が皆にいまも与えられている。

なんまんだ。

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