この世に成功も失敗もない。いかに歩んだかだけである。
一つの目標に向かって努力すれば壁に何度もぶつかる。その失敗は一つの道がだめだと知った一つの成功でもある。
そして、それを最終的に突破する道は二つある。一つはそのまま自滅するか、もうここでよいと諦めて別の道を歩むかである。
自滅してもよいと覚悟を決めた時に何か向こうから現れるものかもしれないが。それはそれで、その努力意識を離れることができれば、それはそれでよしとするのだが。
二つには、努力とともに仏の力を乞加する道かであろう。これらの一つは人間の自力意識で、一つは仏の他力意識といわれるものである。
どちらが本当に人間に対して自由自在の世界を与えられるかは実際に道を歩んだものには自明のことだが、一人一人が具体的な努力する道を歩んでみないことにはどこまでも自明にできない世界でもある。
なんまんだ。
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