仏様のトリセツ。

 宝物を探すアドベンチャー活劇いつもハラハラドキドキだ。
大抵は悪役と正義の主人公がいて、悪役はいつも人の手柄を横取りしたり、先回りをしたりして取ろうとするが、最後はまっすぐ困難な課題を解決していった主人公が宝物を手に入れている。

 世の中はそうはいかないというが、そうでもあるまいと思う。

 仏道でも宝物のような悟りや信心があるが、困難なそれを手に入れるのに近道や人のものを奪うわけにはいかないが、仏や神の言葉に素直に従っていけば誰でも得られるようなものなのだが、不思議と人間というものはいつの時代でも、身勝手な考えが優先して、自ら困難なものにしてしまうから件の宝物を手に入れるよりも自縄自縛に陥ってしまうのだろう。

 100%の人間がそうしてしまうのが分かっていても真理の方が、素直に真理の勅命に従えと言っている意味は、そうはならないが、そうはならない意識を捨ててこそ、素直になれるからという但し書きを書いていてくれれば、誰でもそれを手に入れやすくなるのだが、事実は人それぞれがあっても、やはり真理の罠にはまってしまうのだから、余計に始末に負えないのだ。

 それでもアミダの18願には親切に但し書きともいえる注意事項「唯除五逆」とあるから、ほかのご宗旨よりは幾分凡夫には懇切親切な仏様だと言う事が理解できるようにはなってはいるのである。
なんまんだ

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