真実の命

 限りある多くの命の中に限り亡きアミダの命が宿り、そこに信心が覚醒し無量の命を知る。
 それは真実一如からの世界の命、色も姿も形もましまさぬ、言葉も心も絶えたりという絶対真実の命のはたらきが吾らにこの形で知らされることによって、我らは真実一如の命のはたらきを知り、それと、この命の尊さを知ることが出来るようになるのである。それは、永遠の世界と言うものを、われらの為により具現化した、有量有限の凡夫の世界という限られた命が知ることが出来る、変わらぬ平等で平和で同一な世界であり、永遠と言う神のまします世界と言う、それと対立する世界にいるわれらと隔絶させないためのものなのでなければならない。
 真実の命がわれらの為に仏となって現れたたもう姿が阿弥陀仏なのである。

なんまんだ

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