心と体

 小林秀雄氏の講演テープからの寡聞だが、ベルグソンによれば人間の体と魂は密接な関係にはあるが、それぞれが独立した存在だという。しかも、心は空間を占めていない存在であるが存在する。しかし、その存在を証明することは証明できないことを証明したそうだ。
 法蔵菩薩は人間を救うには心の垢である本能と煩悩意識の元である無明の闇を本願力で晴らすことにより心の問題は生きている時に解決できるとした。体は心と独立しているので死ねばこの体からみんな解放されてゆくというのであろう。法蔵は自らの修行を通してこれらの問題を解決した。
 人間は死と言う関門を通って真の活動体としての自由意識に帰ることによって純粋な救済意識の南無阿弥陀仏になり法蔵は自ら建てた本願に人間の矛盾した意識の解決方法を託し本願の永遠性を解決した。そして、人間の根本原理を創造し終わったのである。
なんまんだぶつ
なんまんだ

name
email
url
comment

NEW ENTRIES
死後まで守ってくれる人。(03.25)
石に聞く。(03.21)
動詞と助詞の使い方。(03.16)
一人称の死を超え生きる。(03.15)
悠久の真理の中で生きたいな。(03.12)
この世に成功も失敗もない。いかに歩んだかだけである。(03.12)
如来内存在。(03.10)
さくら咲く。(03.04)
自助努力。(03.03)
死は第二の人間のスタートだ。(03.02)
RECENT COMMENTS
ARCHIVES
RSS
RSS