純粋未来に生きている

 みんながみんな今が一番大事という。しかし、そういった途端に、その今はすでに過去になっている。過去から今には届かないし、未来から過去にもどることもできない。今はいつも今という過ぎ去る今の連続で、頭で考える固定的な今はもういない。いつも流れ去ってゆく川の流れの中の一滴にしか過ぎない。そこにしか存在しないし、それもまた、いつも変容している存在だ。
 誰もこの時の流れを止めるとはできないし、何処へ行くのかもわからないが、生々流転していることだけは確かだ。止めることができないという今は、永遠の流れの中にしか存在しない。流れ、変容してゆく命を今、与えられ、輝いている、その流れの中にみんな溶け込んでゆくのだ。
一言でいうと曽我先生の純粋未来と言う事だ。
なんまんだぶつ
なんまんだ

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