わが身に聞く

 外にいた敵が、自分の内なる敵や味方になるときもある。それらはみな私の利害によって変化するだけだが、それらが私を育てる、私の仏性を錬磨する試金石と思えばありがたくもなってくる。また、それらから離れるためには現在のこの身の事実に帰ることが大事だ。いまのここにいる自分を自覚することだ。
 因縁果の身として、ここにいることを与えられ、悩み苦しみを持っているまま、ここに息をして、目で見ることができ、耳で聞くことができ、口に念仏を唱えることができる身にだ。罪悪深重の身に帰る。息ができ、腹が減り、血が通い、手が動き、足が動くことをだ。自覚せよわが身に与えられている今の全てをだ。
ナンマンダブツ
ナンマンダ

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