同時成立する僕と仏 凡夫と仏は同時に成立する。「煩悩即菩提」も煩悩が煩悩として仏に承認されてこそ、その立場が凡夫に与えられるのであって、初めから煩悩が私に自覚的にその本質や本来の役目が存在していたのではないのだ。菩提も菩提の存在が煩悩に自覚されないうちは存在価値がないようなものなのである。相互に自覚し合ってこそ本来成立する両者なのである。
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