なんまんだぶつと木魂する。 | カラスの独り言

なんまんだぶつと木魂する。

 
 命はみんな生老病死の暴れ馬の上に乗って生きている。

 いつ暴れだすかわからない。

 今日か明日か次の瞬間か誰も分からないけど、それが来るとき
 私は知っていて知らんぷり。

 そんな馬を手なずけ、飼いならし一緒に生きて行くのは厄介
 だ。
 馬に乗りながら天上から滴る蜂蜜に舌鼓。

 その馬はきっとあみだ様。

 人馬一体のあみださま。握る手綱に血が通う。

 今までのあみだ様の過去現在未来のご苦労までが私が馬の手綱
 から伝わり私のそれも知れてくる。

 
 そんな手綱念仏をしっかり握り、この広い人生大地を自由自在
 に闊歩出来れば、カッポカッポと蹄の音が果てない大空になん
 まんだぶつと木魂する。

 なんまんだ

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