宗教公園 | カラスの独り言

宗教公園

 親鸞の言う「悪人」とは、宗教心に目覚めた本来の人間性に目覚めた人を言うのだ。宗教心とは人間のみならず生き物全ての命に共通した広大無辺な精神空間を占める公園のようなものだ。だから自分で自分や他のものを独り占めしない自由な人の事を云うのだ。       
 本来の宗教心とは、だれのものでもなく、何処にも偏らず、何時でも働いている自由な精神空間にあるものなのだ。その中に私たちは命をもらったのだ。だれのものでもないが、みんなのものなのだ。そうだな、空気のような物かな。空気はみんなで作って、皆で利用して、みんなが生きる基本なんだが、それ自体、誰も束縛はしないのだから。それに行かされていることさえ私たちに気付かせさえしないのだから、たぶん、一番偉いんだと思う。
なんまんだぶつ
なんまんだ

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